第13回朝日杯将棋オープン戦(主催・朝日新聞社催、特別協賛・豊田自動織機、豊田通商)の本戦・名古屋対局の2日目が19日午前10時、朝日新聞名古屋本社朝日ホールで始まり、前回まで2連覇中で本戦シードの藤井聡太七段(17)は初戦で菅井竜也七段(27)と対戦し、168手で勝った。1回戦のもう1局、三浦弘行九段(45)―斎藤慎太郎七段(26)戦は斎藤七段が102手で勝利。勝った両者は午後2時からベスト4入りをかけて2回戦を戦う。
藤井七段は初出場だった第11回と第12回で優勝。朝日杯は14戦無敗で圧倒的な強さを誇る。菅井七段は元王位で、朝日杯では第6回準優勝の実績がある。菅井七段の先手で始まった対局は、開戦から一気に終盤戦に突入したが、菅井七段の猛攻を藤井七段が押し戻して、長期戦になった。藤井七段が反撃に転じ、最後は菅井七段の攻めをかわして押し切り、朝日杯での連勝を15に伸ばした。
本戦は2次予選を勝ち抜いた8人とシードの8人の計16人がトーナメントで戦う。17日に東京で行われた対局で第2回優勝の阿久津主税八段(37)が、18日の名古屋対局1日目で前回4強の千田翔太七段(25)が準決勝進出を決めている。
現地では藤井猛九段と杉本昌隆八段らによる大盤解説会が行われている。解説会の模様や棋譜は朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/shougi/)で見られる。(村上耕司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル